こんにちは、看護師・山岸です!
病院の看護師と訪問看護の看護師って何が違うのでしょう?
どちらも同じ『看護師』。
僕自身も病院で勤務していた経験がありますが、病院で求められる能力と在宅医療(訪問看護)で求められる能力って、似ているようで違う、そう思うんです。
病院はやはり病気を治療することが主な目的になってきますので、看護師も急性期状態の患者様を的確にアセスメントして、主治医へ報告、指示を仰ぐ。そして状態の改善を目指す。これが目的の多くを占めていると思います。
そして在宅の看護師は、と言うと、、もちろん的確なアセスメントと医師への報告、相談は必須ですが、それだけではないんですね。
僕たち、在宅医療に携わる訪問看護師は、ご本人様や家族様とのコミュニケーションの時間をとても大切にしています。病院とは違って、そういったことに時間が割きやすいのも訪問看護師になってよかったと感じる点の一つです。その方の病気の受け止め方、家族さんとの関係性はどうかな、どんな生活をしていきたいのか、どんなことで困っているんだろうか、そんなことを聞かせていただき、一緒に考えていく。これができるのが訪問看護だと思うんです。病院で働いていた時よりも、僕は訪問看護で働いている時の方が何十倍も楽しいですね(こんなこと言ったら病院の看護師さんから怒られますかね💦 病院の看護師さんはもちろん無くてはならない存在であり、在宅とは違った大変さが多い職業であり、心から尊敬しています。病院の看護師さんを卑下するような意図は一切ありません。)。
なにか困っている時に顔が浮かぶ。そんな存在でありたいと思っています。
パリアティブケアホーム 入居相談員・看護師 山岸